初心者が特許で稼ぐ方法とコツ

特許初心者が自身の発明で不労所得を得る方法を大公開!

 

f:id:K-SONIC:20170918150022p:plain

発明性(2条)

 甲は、精度が高いマイクロスコープαの製造方法の発明Aを独自に完成させた。しかし、発明Aに係る製造方法を実施した場合、マイクロスコープαを一定の確率で確実に製造できるものの、その確率は極めて低いものであった。

 この場合、発明Aは、特許法2条1項の「発明」に該当するか否か、その理由も併せて説明せよ。

 

1.発明性

 法2条1項にいう「発明」とは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものをいう(2条1項)。

①「自然法則の利用」とは、自然力を用いて一定の効果を反復的に得られることをいう。これは、当業者が反復実施できればよく、発明の再現に一定の確実性があればよいことを意味する。

 本問の場合、発明Aは、マイクロスコープαを製造できる確率は極めて低いものの、一定の確率で確実に製造できるので、反復可能性があるため、「自然法則の利用」の要件を具備する。

②「技術的思想」とは、当業者が反復実施して、目的とする技術効果を挙げることができる程度まで具体的客観的なものとして構成されていることをいう。

 本問の場合、発明Aは、実際に一定の確率でマイクロスコープαを製造できることにより、反復実施して、目的とする技術効果を挙げる程度にまで、具体的客観的なものとして構成されているといえるため、技術的思想に該当する。

③「創作」とは、新しく作り出したことをいう。

 本問の場合、マイクロスコープαを製造する方法の発明Aは、単なる発見ではなく、創作に該当する。

 以上より、発明Aは法2条1項にいう「発明」に該当する。

                           以上

法目的1条

f:id:K-SONIC:20170918144935p:plain

発明の保護と利用の双方が法目的(1条)として規定されている理由

 発明は早期に公開され、利用されることで、技術が累積的に進歩し、産業が発達する。

 しかし、発明の利用のみを求めても、公開により模倣盗用がされるため、発明が秘蔵化され、発明の保護が必要になる。

 一方、保護が厚すぎると発明の実施上の利用が妨げられ、産業の発達が阻害される。

 そこで、発明公開の代償として、独占排他権である特許権によって発明を保護する一方で、特許権の存続期間を出願日から原則として20年とする等により発明の利用を図り、両者の調和を図ることにより、発明を奨励し、産業の発達が図られる。

                           以上

独占的通常実施権

f:id:K-SONIC:20170918142912p:plain

 独占的通常実施権

特許権者甲が乙に範囲を全部とする専用実施権の設定をし、登録がされるまでの法律関係について~

第三者に実施許諾しない取り決めが内在することから、登録までは独占的通常実施権を付与されたものと同一視でき、そうすることが当事者の意思にも合致する。よって、乙は甲に対して独占的通常実施権を有する。

以上

 

79条関連(先使用権)

f:id:K-SONIC:20170918144630p:plain

 先使用権

正当理由・権原なく特許発明を業として実施すれば特許権侵害となる(68条)。

しかし、いわゆる善意で特許発明の実施の事業又はその準備をしていたにも係らず、その後の出願にかかる特許権により実施が継続できないとするのは、公平の見地から妥当性に欠ける。

そこで、これら善意に実施などする者に先使用権(79条)を認めた。

以上

3.特許売買の仲介業者に売り込む

さて、(自動で)出願書類を作成した後は、仲介業者に相談をしましょう。仲介業者は守秘義務を守ってくれるので、特許出願前に相談しても問題ありません。

ここでは、特許の買取を行っている仲介業者を3社ほど紹介していきます。

①株式会社パテントコミュケーションズ

http://www.patent-communications.co.jp/

株式会社パテントコミュケーションズは、株式会社テックコーポレーションを親会社に持っている企業です。

株式会社テックコーポレーションは、長年、環境ビジネスに携わってきており、そのなかで、多数の特許を取得しています。そして支社も、全国にいくつか展開しており、その実績で培ったノウハウを活かし、株式会社パテントコミュケーションズを子会社としています。

この株式会社パテントコミュケーションズは、発明や特許に特化してビジネスを展開しており、買取だけでなく、特許の相談なども行っています。

内容にもよりますが、発明が市場のニーズに合致しているものであれば高額で買い取ってくれます。いつも真摯に対応してくれるので、私がおすすめしたい仲介業者の一つです。

②株式会社MRSホールディングス

http://mrshd.jp/

株式会社MRSホールディングスは、特許や発明における事業をメインとしている企業です。企業理念に発明人の地位向上などを掲げています。そんなMRSホールディングスでは、特許権支援などのほかに、特許の買取も積極的に行っています。

対応がとても丁寧です。皆さんも何か発明された際は是非相談してみてください。

③エイディシーテクノロジー株式会社

http://epoint.co.jp/

エイディシーテクノロジー株式会社は、知的財産ビジネスに力を入れており、特許の買取にはかなり積極的な企業だと言えます。企業のホームページ内でも、保有一覧としての特許を公開しており、その特許の種類は非常に多いです。

何か発明された際は、是非相談されたらいかがでしょうか。

 

その他にも自身で人脈を築いて売り込む方法等も考えられます。

但し、最初のうちは難しいと思いますので、上記の仲介業者等を通じて売り込むのが無難です。

活動を続けているうちに自然と人脈が構築されていきます。

そうなればこっちのものです。

出願書類も半自動で作成できるのですから、後は特許の知識を深めるだけです。

 

特許の知識は数ある書籍のうちで自分が興味の持てそうなものをまずは購入。

「特許」で検索すれば、4000件以上出てきます。

 

このブログでは、皆さんが効率よく特許の勉強ができるように工夫して記事をまとめていきます。

是非スキマ時間等を利用して、アクセスしてみてください。

そして、不労所得という夢をつかんで頂けたら幸いです。

皆さんの健闘を祈っています。

2.(自動で)特許出願書類を作成する


発明が完成したら、出願書類を作成しましょう。

先のページでも紹介しましたが、特許事務所に依頼すると費用が嵩むため、元が取れません。

かといって、自分で一から作るのは至難の業です。

そこで登場するのが、出願書類の自動生成システムです。

現在最も優れているものは株式会社アイ・アール・ディーが出している「Patent Generator」です。

Patent GeneratorのURL

http://corp.ird-pat.com/system_pg.html

必要事項を入力すれば、ほぼ自動で書類を作成してくれます。後は、てにおはを修正するのみです。とにかく便利なので、私はこれを愛用しています。

但し、値段が高いため、いきなり購入するのは気が引けるという方は、こちらもチェックしてみてください。

www.hypertech.co.jp以前使っていたものですが、かなり精度がいいです。

本格的に個人発明家を目指される方は入手されることをおすすめします。

しかし、「そもそも特許で稼げるなんて信じられない」と思われている方も多いはずです。

そこで、上記のソフトを購入する前に、まず特許を少し勉強されてはいかがでしょうか。

特許の知識を深めることで、このビジネスの成功率は確実に上がります。

そして、それは通勤時間等のスキマ時間に少しずつ勉強するだけでいいのです。

 

特許の知識及び仲介業者とのつながりさえあれば、日常のアイデアから特許収入を得ることができます。
そして、特許申請に関する知識は今とても勉強しやすくなっています。
昔に比べると、特許に関する書籍も多く出ており、理解しやすい内容となっています。

特許の書籍を特に多く取り扱っているサイトが「honto」です。
試しに以下のリンクをクリックして、キーワードで「特許」と検索してみてください。
特許に関する書籍が4000件以上表示されます。

その中で、自分自身の興味の持てそうな内容の書籍から勉強を始めます。
(ちなみに私は上記サイトから無料の本を入手することから始めました(笑))

特許がとっつきにくいと思われる方は、まずは「特許とは何?」から楽しく学べる書籍を入手されるのがよいと思います。
「女子大生マイの特許ファイル」は、芸能人の特許等とっつきやすい内容が記載されており、読んでて楽しいです。


ある程度特許の知識のある方は、特許出願の申請方法が書かれている書籍を入手し、出願のバイブルとして頂けたらと思います。私は「一人で特許【実用新案・意匠・商標】の手続きをするならこの1冊第5版 (はじめの一歩) 」を愛用しています。

また、勉強すると同時に、是非良い人脈を築き上げてください。
学会・勉強会への参加、主婦間のつながり、学生時代の友人、SNS、等様々な方法をフル活用してください!
努力をしている人には必ず良い人脈が形成されます。
そして、人脈が確立されたとき、特許による不労所得は成功します。
皆さんの健闘を心より祈っています。

1.ちょっとした発明をする

 

先のページでも紹介しましたが、特許は企業や大学の研究者のためだけにあるものではありません。
私たち一般人や主婦の方でも大いに挑戦する価値があります。
発明は、難しい科学技術の分野に限定されるものではなく、むしろ日用品の世界でも日々見出されうるものです。

皆さんは実は発明家に最も近い存在です。
理由は、日用品の「ユーザー」だからです。
ユーザーは日々製品を使用しているため、製品のメリット・デメリットを最もよく知っています。
よって、製品に内在する課題をいち早く見つけることができます。
一方、メーカー側の人間は、作ることに必死のため、ユーザーが感じている「真の課題」に気付いていないことも多いです。以前の研究者としての私がそうでした。

現在私は仕事を辞め、子育ての合間を縫って、個人発明家として日用品の発明に挑戦しています。
「こんな製品があったらいいのにな」と思いを巡らせながら、スキマ時間に発明の種を探しています。
いわゆる、発明発掘活動です。
そして、私の場合は、友人及び主婦の方々を集めてみんなでやるようにしています。
もちろん、ガッツリやるとしんどいので、お茶を飲みながら、気軽な雰囲気で知恵を出し合うようにしています。

これが意外といいんです!
「3人寄れば文殊の知恵」っていいますが、まさにそれで、一人で悶々と考えるよりもいいアイデアが飛び交います。
出たアイデアをリスト化して、みんなで試作品を作ります。
出願書類は誰か一人が書けばいいので、私が書く(ほぼソフトで自動作成(笑))ことにして、試作品作成を他の人が担当しています。
このように役割分担をすることで、スキマ時間に楽しく発明ができます。

 

発明はとても発展的で楽しいものです。

そして、特許法の法目的は「産業の発達」です。皆さんのアイデアはご自身の利益のみならず、ひいては日本経済の発展に大きく寄与します。

日本に個人発明家が増えることで、皆さん、そして日本全体が豊かになる日を夢見ています。